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入門経済思想史 世俗の思想家たち

入門経済思想史 世俗の思想家たち (ちくま学芸文庫) 入門経済思想史 世俗の思想家たち (ちくま学芸文庫)
Robert L. Heilbroner
筑摩書房(2001/12)
価格:¥1,575
Amazon.co.jp で詳細を見る

最近、経済学が無性に勉強したくなってきた。でも、4年間ぐらい全然勉強してないわけで。脳みそを慣らすためにも、経済学説を概観したくて購入してみた。

…が、なんかおかしい。デジャヴを感じる。

リカードまで読んで気づきました。大学1回生のときに読んだ本だ!うわー、まさか、1回買った本をもう一回買うなんて!超ショックです。けれど、本書は2001年に改定されており、前回買ったのは2000年のはずなので多少中身は異なるはずであるのが慰め。

それはともかく、これは良書だと思います。

ケインズ・シュンペーターあたりまでの経済学説を整理することができます。というより、経済学者の列伝みたいな感じですね。読み物としてのほうが価値がありそう。特に、明るいスミスの世界から、マルサスからマルクスに至る「陰鬱な科学」へ堕ちてゆく経済学を描写したところは読み応えあり。

でも、スミスから始まって、途中からだんだん経済学的には「異端」な人たちのほうへベクトルがずれてゆくんですよね。最後のほうは、それに対する弁明にも聞こえる。断言はできないけれど、それはたぶん、経済学は社会の仕組みを理解し、行く末を指し示す哲学であるという理念を忘れ、数理的なモデルづくりに没頭している昨今の経済学者への批判なのだろうと思う。ちなみに、本書には数式はほとんど出てこない(第7章などに少しだけ。理解する必要もない)。でも、僕には今の経済学者がそんな人ばかりにも思えないのだけれど。

はっきり言えば、取り上げた人選にちょっと不満あり。でも、とりあえずよんどけ的な本ではあると思います。おもしろいしね。

もうちょっと、ほかの入門的な本も当ってみようかと思いますですよ。

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