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[今日の名言] 我々の間には「チームプレイ」などという都合のいい言い訳は存在せん

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我々の間には「チームプレイ」などという都合のいい言い訳は存在せん。あるとすれば、スタンドプレーから生じる「チームワーク」だけだ。

公安9課課長 荒巻大輔 『攻殻機動隊 S.A.C. 第5話』より

『攻殻機動隊』では複雑系チックな概念がよく出てくる。このセリフは、その一部にすぎないけど、『創発』の意味を的確に表していると思う。

よく「1+1が2になるとは限らない」という言葉を聞いたりもするけど、不確実性下で1+1を2以上にしようと思えば、「チームプレイ」より「チームワーク」を目指すべきだろう。

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「チームプレイ」ー個々のプレイヤーの活動を縛る一種のコード(規約)ーだって大事だ。チームプレイがもたらす安定性は、決まった目的、定型的な作業を完遂するためには必要不可欠ともいえる。たとえば、スポーツなどは典型的と言えるかもしれない。あらかじめ役割を定め、それを正確に果たすことで、目的を達成する。

けれど、不確かな未来、突発的な出来事に立ち向かうことは、スポーツとは違う。個々の判断力を最大限に引き出す、組織の柔軟性が重要で、個々のプレイヤーによるスタンドプレーの理想的な複合(Complex、≠Complicated)が望まれる。

もちろん、スタンドプレーは常に理想的にかみ合うとは限らない。最悪の場合、スタンドプレーの横行が組織の崩壊を引き起こすこともあり得る。けれど、組織を駆動するのは常にスタンドプレーで、それ以外にはない。

成功した組織は、経験に頼り、それをコードにしてしまう。知らず知らずのうちに、創生期の「チームワーク」を忘れ、「チームプレイ」に堕してしまう。肥大化した組織は、自己保存のために、形式化したコードで個々のプレイヤーを縛りがちだ。

常に「チームワーク」を発揮できる条件というのは、たぶん、常にコンパクトな組織を保つこと、経験に毒されない新鮮な構成員を常に取り入れること、というよりむしろ、適度に組織自体が死ぬことだ。小規模のあるタスクを課せられた時限的なプロジェクト形式の組織がもっとも強力なのではないかと思う。

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