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ドンピシャなPC向け少額決済サービスがあればなぁ…

携帯電話からだと機能制限があったり、有料になったりするのに、web版だとがっつり使える。

……ホワイ? 凄い不思議。

何でPCからだと無料で、携帯電話だと有料なの?

何で同じサービスなのに、無料と有料の違いがあるの?

PCからだと無料で、携帯電話からだと有料って何なの? – タケルンバ卿日記

別に疑問に思ったことがなかったので、結構新鮮だった。

答えの一つとしては、需要の価格弾力性が携帯電話から利用する場合とPCから利用する場合では違うということが挙げられると思う。要は「携帯電話から利用する人は少々高い料金を吹っかけても払ってくれるが、PCから利用した人は無料→10円・100円にするだけで利用者が激減する」ということだ。

需要の価格弾力性は、よく"子供料金"を例にして説明されるよね。
子供料金がたいてい大人料金の半額であるのは、別に「電車に乗った時の場所占有率が1/2だから」とか「遊園地のゲートの高さが1/2で済むから」とか「銭湯のお湯を1/2しか使わないから」とか…そういった理由からではない。
価格を少し変えた時の需要の変化(弾力性)が大人と子供では大きく異なるからだ。
(厳密に計算すれば大人=子供×2である必要はないけれど、そこは歴史的経緯というものも絡んでくるので…)

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(適当な図① 価格をp1からp2へ上昇させた時、子供の需要量が激減する)

PC世界だとすでに十分な代替サービスがあったりするし、キャリアの縛りなどというものもない。

もちろん、この説明は「~である」を言っているだけで、「~であるべき」という話ではない。なので、「携帯向けサービスもPC向けサービスも等価であるべき」という主張に対しては何の意味ももたない。

そこで思い出してほしいのは、「PC向けサービスだと300円程度のカネを払うのがもっともアホらしく感じる」ということだ。

たとえば、オンラインソフトの決済代行サービスを行っているベクターだと、本体価格×15%の手数料が売り手に課せられる。買い手には一律100円が課せられる。(シェアレジの場合かな)

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(黄色:売り手 茶色:買い手)

販売(購入)金額が少ないほど手数料の占める割合が高まり、なんだか損をした気になってしまう。また、Webマネーにしろ、コンビニ決済にしろ、金額が低いほどなにかと支払に面倒に感じる。僕はPayPalのアカウントを持っていて、ちょろちょろと海外のソフトなどを買ったりするが、あれもアカウント開設までに1カ月以上かかって結構めんどくさい。

結局、PCだと500円でちょっと便利なソフトを買うのは面倒。だけど、3000円ですげぇ便利なソフトなら、やっぱり買わざるをえなかったりするし、仕方ないなぁと思える人も多いだろうけど。

一方、携帯電話の場合だと、あんまり使わんのだから間違ってるかも知らんが、Webサービスの料金は通話料金と一緒に請求される仕組みで、面倒というよりいつの間にか支払いが済んでたという人が多いんじゃないか。月額100円、300円といったサービスでも成り立ちやすい。

結局、「PC向けの場合、少額決済のモデルが確立していない」ことが大きいように感じる。等価課金をしないのではなく、できなかったのではないか。フリーソフト、オープンソースの文化が育ったのも、"ちょろっとしたソフトならば、カネの受け渡しの方が面倒臭い。だったら、みんなフリーで融通し合ってみんなでハッピーになろうぜ"という意識があったのではないか。

Webサービスの場合、少額課金ができない分を従来は広告で補って(PCは一般的に画面が広いので広告を置く余地がある)表面的にフリーソフトの文化を模していたが、この大不況で広告収入がままならなくなってしまった。今後は、iPhone なんかでやっている AppStore みたいなサービスを通じてPC向けのWebサービスも課金されるようになるんだろうなぁ…と思う。Apple が認証システムをWeb向けに開放すればよいわけだ。Microsoft がこっそりLive ギャラリーにポイント制度をつけてみたり、あわててAppStoreの後追いをしているのも、そのトレンドを見据えているのではないかな。

フリーソフト、フリーサービスの文化が退潮するのはちょっと寂しいけど。
新しい職場も探さなあかんしなぁ(笑

ちょうど不況で、政治家はなにか公共事業をやりたがってるっぽい。
それならば、

国民総背番号制(DB)+オープンな認証サービス+PC向け少額決済サービス

をインフラ・公共財と位置づけて、ギークからIT土方までを総動員した国家プロジェクトをやってしまえばよい。できれば、国はバックエンド、民間がフロントエンドを担当できれば理想かもね。

国民にはそれぞれに電子マネーを兼ねたIDカード(複数のブランドがあってもいい)を持たせる。それには消費期限付きのベーシック・インカムが月々振り込まれ、コンビニからオンラインゲームの決済にまで利用できる。…となれば一石二鳥なうえ、決済システムがネックで立ち上がらなかった市場が育ち、なかなか波及効果も大きいのではないか。

半分冗談で本気なはなし。いや、冗談だよ♪

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