- 2009-04-23 (木) 0:01
- 今日の名言
『キノの旅』は、キノとおしゃべりできるモトラド(Motrad: バイク)が旅をする物語。
「もう少しすればこいつも元気に動き回れるようになるよ」
「モトラドが動き回るの?」
「んー…、正確に言うとこいつは一人では動き回れないんだ。誰かが乗って"契約"しなきゃいけない」
「"契約"って…?」
「この場合はお互いに助け合うことを約束することさ。
ぼくはモトラドみたいに速く走れないだろ?」
「キノは痩せてるもんね!」
「…。
モトラドは速く走れるけど、誰かがまたがってバランスを取らないと転んでしまう。」
「ふーん…」
「僕はバランスを、モトラドは走りを。
そうすれば、旅はもっと楽で、楽しくなる」
「それで、助け合いの"契約"なのね!」
「そう。だからこいつの目が覚めたら、『それでどうですか?』って聞かなくちゃ」
「モトラドと話せるの?」
「もちろん!」
キノの旅 第4話より
大きいキノと小さいキノの会話。このあとの悲しい出来事のあと、モトラドと"契約"を交わし、小さいキノの旅が始まる。
バイクはこの"契約"をとても実感できる。クルマよりも。
結局バイクのいいところってそこじゃないのかな。
バイクの本では「エンジンと会話する」「タイヤを感じる」とかいう表現が多いけれど、本当にそれがしっくりくる。僕も、たまにバイクに話しかけることもあるしね。キノのモトラドみたいに言葉では返してくれないけどさ。
本作は各話それぞれ不思議な国を訪ねて旅をする構成になっているのだけど、アタマがクルクルする話だったり、含蓄がある話だったり、やりきれない話だったり、ちょっとクスッとしてしまう話だったり。こういう旅、僕もバイクでしてみたいようなしたくないような。
原作はラノベらしいけど、こういうのは本の方が面白いかもね。
絵だとどうしても想像力を制限させられてしまうから。
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