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[今日の名言] 「戦士に大切なのは魂そのありかだ」

ヴィンランド・サガ (07)
幸村 誠
講談社 ( 2009-02-23 )
ISBN: 9784063145441
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

そん時、俺はもう泣きはしなかった

ヤツのことを15年考えて
肉体の生き死には問題じゃねェと気がついていた

戦士に大切なのは魂
そのありかだ

『ヴィンランド・サガ』第6巻

ユウリ氏に昔教えてもらってから読んでるのだけど、知らんうちに7巻が出ていた。

[今日の名言] 「逸材だからサ」 – www.be-styles.jp

『ヴィンランド・サーガ』は『プラネテス』で有名な幸村誠さんの作。個人的な思い入れだけど、幸村さんの描く「愛」は結構好きだ。さわやかで前向きなイメージがある。

たとえば、『プラネテス』で描いた愛は、ずばり「ボーダレス」だった。

宇宙と地球の"間"なんて実は存在しない(by ユーリ・ミハイロコフ)のと同じように、人間にも本当は"境界"なんてない。ハチマキのように"つながり"に気付けたり、タナベのように他人の心の壁をぶち抜く破壊力をもっていたり、ノノちゃんみたいに"国境って何?"といえるぐらい無邪気ならば、いつだって人間は人間を愛していられる。そして、ヒトというものは「愛することだけはやめられない」。差別や偏見を生む一方で、ヒトはつながらずにはいられない。それを素直に認めれば、いつだって「愛」はそこにある。
――というのが、僕のあの作品に対する解釈。

う”ぁいきんぐのおはなし – www.be-styles.jp

『ヴィンランド・サガ』でも、多分主題は「愛」。でも、『プラネテス』とは少し様相が違う。

第6巻は、トルケルが真の戦士の話を語り、王子さまが呑んだくれ坊主の説教で愛に目覚めるという話。そこでひとつの答えが出たのかなぁーとおもっていたら、第7巻ではすっかり逞しくなった王子様がいろいろ暴走している。どうやら、王子様はプラネテスで言えば「ブラック・ハチマキ」状態。顔からは無邪気さが消え、冷酷極まりなく、使命感で自分に殻を作っているようにも見える。もちろんそのままで終わろうはずもなく、運命が二転三転、もう一皮二皮向けていきそうな感じ。ますます気が抜けなくなってきますタ。

そして、もうひとつのテーマ、理想郷「ヴィンランド」。王子が「この世に理想郷を築いてやる」的な発言をしているのが、「ヴィンランド」を示唆しているのかどうか。そもそも、ブラック化した王子様の行く先に理想郷はあるのか。王子様はアシェラッドにとってのアルトリウス(アーサー王)になれるのか。そして、王子様に主人公の座を奪われそうなトルフィンが、真の戦士のあり方に気がつくときはくるのか?w

個人的には第6巻のトルケルの言葉は好きです。

ヤツ(トルフィンの父・トールズ)のことを15年考えて
肉体の生き死には問題じゃねェと気がついていた
戦士に大切なのは魂
そのありかだ

魂のありか。それが問題だ。――どうやってこの問題に決着をつけるのか、結構楽しみデスよ。

  • そうそう。ずっと7巻が出たのに気づいてなかったんだよね。
    会社の近くの本屋って、ほんとうの新刊しか棚に並べてくれないのさ。

    で、ブラック王子が好みなのですカ?
    わしはアシェラッドのハゲ具合がいいと思うんですよね。

    プラネテスはぜひアニメもマンガも見てみてくださいな。ネカフェでいいからさ。
    とてもいいものです。
  • 朝凪
    お、読んでるのね(´ω`)b
    7巻出たのけっこう前だった気がするから、もう少ししたら8巻出るかも。
    あの描き込みっぷりだから、週刊じゃ無理だよなぁとしみじみ思う。
    (週刊少年誌から月刊青年誌に途中で移動してる)

    王子の変貌ぶりには惚れぼれですよっ(・ω・*)
    プラネテスも読みたいが、完結してる作品はなかなか買う気になれなくて…。
    ネカフェで読むかぁ。
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