- 2009-08-27 (木) 7:41
- Study
思想は、その人の糧から形成されていると思う。
A. 自然からの取得(taking from nature)
狩猟・採集から漁業・林業など。自然が生み出すものを、"個別的"労働によって収穫する。
→ 自然への崇拝、運命甘受、伝統堅持
A. 労働からの取得(taking from labor)
他人の"個別的"労働を、自分の利得として受け取ること(cf. 奴隷労働)
→ 忠実たれ、運命甘受
※ 他人の"個別的"労働に対して支払いを行う場合は含まれない。自分の労働を流通過程に放り込んでマネタイズ → 近代的労働力の販売
B. 集約化による利潤(revenue from intension)
非常に多くの人の労働を集約し、"集団的"労働の成果の一部を自分の利得として受け取ること。独りではできないことを、多くのヒトで行い、その利得を分配すること。
または、生産手段(自然・道具)を集約化して、損耗やアソびを減らして効率性を高め、その差額を自分の利得として受け取ること。剰余価値。再配分の問題。
→ 規律遵守、効率を高めよ、生産的目的に投資せよ、忠実たれ、勤勉なれ、節倹たれ
C. 地代(land rent)
以上、3つの利得を混合した"産業"による収益を前提として、自然(土地)の貸付から自分の利得を貨幣または財貨で得ること。
→ 統治の倫理、所有とその継承の正当化、伝統堅持、位階尊重、名誉を尊べ、余暇を豊かに使え、見栄を張れ、気前よく施せ、剛毅たれ、(支配、農業を大事にせよ)
C. 商品の対価(compensation of manufacturing)
労働の結果としての生産物を、流通過程に放り込んで、貨幣または財貨として支払いを受けること。
→ 職人の倫理、名誉を尊べ、効率を高めよ、創意工夫の発揮、競争せよ、快適と利便さの向上、勤勉なれ(同職ギルド)
C. 互酬的仲介の対価(compensation of agency)
流通過程を前提とした、「労働からの取得」の一形態。"剰余物"を交換する際に、価格へ自分の労働への対価を折り込み、貨幣または財貨として支払いを受けること。流通過程から、労働をマネタイズすること。"市場のフレーム"としての価格と貨幣の創造。
→ 商人の倫理、暴力を締め出せ、自発的に合意せよ、正直たれ、他人や外国人とも気安く協力せよ、楽観せよ、契約尊重(商人ギルド、都市の自治)
D. 新規発明による利潤(revenue from invention)
純粋に"個別的な"労働を節約して、一単位当たりの労働から引き出せる効用を高めること。
または、流通過程・市場を前提として、産業の効率化により"市場のフレーム"としての価格と生産費との差額を、自分の利得として受け取ること。特別剰余価値。
→ 競争せよ、創意工夫の発揮、新奇・発明を取り入れよ、効率を高めよ、快適と利便さの向上、生産的目的に投資せよ(職人 + 商人 = 産業資本家)
D. 社会的分業による利得(taking from social division of labor)
流通過程・市場、貨幣経済を前提。"剰余物"ではなく、未確定の社会的な需要をあてにして生産物すべてを市場に投げ出し、自然・労働・流通・新規発明などの諸要素を統合した混合的な利得を得ること。
→ 「近代的経済」の芽生え、利己心の肯定、多様性の肯定、経済的自由の肯定、所有権不可侵、楽観せよ(農業労働者の解放、近代的自由労働者)
E. 金融による利得(revenue from finance)
貨幣経済を前提として、需給のアンバランスや価値のバブル化などの過程から、差額を自分の利得を受け取ること。
→ 経済的自由への信仰、社会的なモノへの軽視、人や産業を機能としてみなす
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[TODO]
- 流通過程と市場の形成について
- 剰余物と持てるモノすべてを売るために生産すること、商品
- 社会に埋め込まれた経済、経済に埋め込まれた社会
- 保守主義 vs 革新主義、集権主義 vs 個別主義 の2軸分類
- Newer: イタチゴッコというものは、当事者にとっては楽しいが、傍目からは結構ウザい。
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