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[メモ] 2つのメカニズム、2つの倫理

ちょうど、のぶりんのブログでこんな話をしていた。

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秩序を維持するメカニズムは2種類ある。一つは伝統的な「小さな社会」を支える長期的関係=安心で、これはグローバルな市場で維持することはむずかしい。もう一つは「大きな社会」で機能する契約ベースの信頼=友愛(fraternity)である。それは無条件に人類を愛する「博愛」ではなく、特定の結社や契約にもとづく信頼関係だから、友愛が機能するためには安心社会とは異なるルールの体系が必要だ。友愛社会は不自然なルールにもとづくものだから、安心社会ほど心地よくないが、文化や伝統の違いを超えて広がりをもつ。

競争が友愛を築く – 池田信夫 blog

僕が思うに、この2つの違いは「小さな」「大きな」ではなく、「社会内関係」「社会間関係」、intra-net と inter-net の違いにある(…ああ、でもそれが「小さな」「大きな」になるのか)。2つのメカニズムが、2つの倫理を生んでいる。

そしてそれはそのまま、「経済が社会に埋め込まれた状態」「社会が経済に埋め込まれた状態」の対立でもあるんじゃないか、と最近感じている("経済"って「大きな社会」のことだったんだ!)。

だから、"「大きな社会」の倫理" を個人に及ぼしていいのか?、"「大きな社会」の倫理" に個人が呑み込まれるのはイヤだ!という意見もちょっと分かる。

けれど、全体としての流れは、もう「大きな社会」をベースとしたものにならざるを得ない。なぜならば、運輸・通信の技術革新が、史上類を見ないほどに取引費用のバリアを破壊しつくしているからだ(← 言いすぎだけど)。互酬的な社会を懐かしむのはいいけれど、その一方で、みんなは敵性思想が育んだ物質的自由・経済が生み出す可能性を存分に享受しているじゃないか?言ってることとやっていることが違う。

つまり、タテマエはともかく、ホンネとしてはこのままいくしかない。だから、「大きな社会」化を見越した制度を整えておいた方がいいと思うんだよな。流れに逆らうより、流れをうまく利用したほうが楽ちんだし。

"そう、水のようになるんだ。"

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と、新自由主義の背景にはそういう時代観があると思う。それを「皮相」「非人間的」と断じるのもアリはアリだけど……それですべて解決するならだれも苦労しないよ。もう、ロビンソン・クルーソーには帰れないんだしサ。


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