スペインがやたら一時雇用率が高いのは、ベビーブームによって50歳代がやたら多いという供給面の理由と、観光や建設業といった季節変動の激しい産業が主体で流動的な雇用が望まれるという需要側の側面があるそうな。
で、数字で見ると欧州グループと日本は似ているのだけど、内実としては労組を中心とした集団的な権利交渉を軸とする欧州と、判例や法律で制度的に労働者の権利が保護されている日本という違いがある。前者は流動性が比較的高く、産業や企業ごとにそれぞれの風土にあった制度が交渉の結果選択されるが、後者ではすべての産業・企業で同じ労働条件で働くのが基本だ。しかも、保護されるのは伝統的に"正統な"労働の在り方とみなされる正規雇用のみであり、正統とははずれたあり方である非正規雇用には厳しい。
http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/argument/mron0905-1.pdf
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