個人的にはそんなに興味もなかったのだけど、ぬらりひょん氏がいこうというので行ってみた。これはこれでなかなかすげー。
インド・チベットの像は、ギリシャ・ローマの像と違って、メタボ体型でも全然オッケーだし、手が1000本生えるようなあり得ないものでもオッケーだし、ツンとすました格好ではなく個性バリバリのポーズでもいいのが面白いと思う。
絵にしても、立像にしても、モノそのものよりも、手の数、指の組み方、持っているもの、踏んでいるもの、置かれ方…そんなものが象徴的に表すものが大事なんだね。いろんな感情を数字と形・配置に託しているんだな。
それにしても、なんというか。
男性仏と女性仏それぞれに体現するモノがあり、その融合が"悟り"なんだー的なことを表現するため、対面立位でヤッっちゃっている像が多いのが…。性的な快感と悟りの境地というのは結構同一視されているんだろうか。密教というのはどうも勉強不足で全然よくわかっていないのだけど、そういうアヤしげな印象はある。
あと、とっても面白かったのが、チベットの人が妙に"ちゃっかり"した合理性をもっているところ。
たとえば、マニ車というのがあるんだけど、これは1回回すと刻まれたお経を1回読むのと同じ効果があるんだって。だからみんな、いつもごろごろと回している。
ほかにも、効率よくご利益を授かるための道具がいっぱいあって、「それでいいんかよ(=w=?」とツッコミたくなってくる。そうした法具を擬人化したタンカ(掛け軸みたいなもの)もあったりで…カオスだ!
#客層はローマ展と比べ明らかに年齢が上だった。そういうところも興味深かったり。
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ただ、面白がってもいられないのがチベット情勢だ。
私たちは、世界中のチベット人とチベット支援者たちによって結成された団体です。「聖地チベットーポタラ宮と天空の至宝」展は、2004年よりアメリカ数都市とヨーロッパを巡り、2009年現在、日本各地を巡回しています。この展覧会には、チベットの現代史と文化の現状についての表記がありません。私たちは、展示品が盗品であり、展覧会がチベット支配を正当化するための中国の政治宣伝であることを広く知らせるために活動しています。
ぶっちゃけ、僕はこういう活動にはどちらかというと胡散臭さを感じるのだけど、今のチベットの在り方が肯定されるものではないとも思う。
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