- 2009-10-12 (月) 3:26
- 独り言
共和主義は自由主義とも関連する。ナショナリズムとも関連する。共同体主義とも関連する。保守主義とも関連する。しかしまたそのいずれとも同一視できない。共和主義とは、むしろ、これらの多様な西欧思想の底流を形作っている大きな、しかし容易には把握しがたい思考の伝統ではないだろうか。
なんとなくわかってきたのは、共和主義というのは自由主義、ナショナリズム、共同体主義、保守主義…そういったモノとは同じ価値基準ではかれるものではないな、ということ。それが分かれば、もう少し把握しやすくなるような気がする。
簡単に言ってしまえば、共和主義とは
- 共同体は永遠ではない、不断の努力がなければ崩壊してしまうモノという自覚
- 共同体を支えるのは、個人の公共心であるという確信
の二つから成り立っている。その敵は、共同体を食いつぶす汚職、共同体から権利・利得を引き出すことに躍起になる個人、目まぐるしく変わる外的状況に対応できない硬直したシステムだ。共同体を権威とみなして盲従し、他を抑圧する行為も非共和主義的行為と言える。
いま『マキァヴェリアン・モーメント―フィレンツェの政治思想と大西洋圏の共和主義の伝統 』を読んでいるのだけど、最初の部分がなかなか実感として理解できない。西洋的な思想のコンテクストを噛み砕けていない感じ。でも、普遍的な権威を盲信して自分をそれに近づけるのではなく(国家のイデアみたいなものはない)、個別的な行動に価値を置くのだと、生理解してみながら読み進めようかと思う。
- Newer: 2009年10月11日の記事一覧
- Older: [メモ] 貨幣≠流動性、貨幣∈流動性


