- 2010-01-06 (水) 2:30
- 独り言
「不平を言えば融通が利く。みんな“ごね得”だと気付いている」。4日閉所した東京都の「公設派遣村」を出た男性(34)は“村”での生活をこう皮肉った。派遣村では開所以来、行政側と入所者の衝突が絶え間なく続いた。職員の口のきき方への不満に始まり、昼食代の現金支給を求める入所者…。当初、目的だったはずの就職相談は不調に終わり、職員は最後まで入所者への対応に右往左往した。
今年も話題になった派遣村。個人的には否定的。
ウチの実家は建設業なせいか、自分の生活費のやりくりもできない人を結構面倒見てきた。確かに、"生きるか死ぬか" の際に立っても有り金をギャンブルにつぎ込んじゃう人はいる。しかし、それは極端だとして。そういう人が含まれていようといまいと、そこに苦しんでいる人がいるなら助けたい、と思う心清らかな人がもう一方にいる。それはとても良いことだ。炊き出しのボランティアなんかやっている人は、正直なところスゴいと思う。
とはいえ、それに税金を使うか?と問われればそれは違う。フリーライダーの可能性は否定できない以上、僕ならば反対する。今回の「公設派遣村」には6000万円以上のお金がつかわれるという。たかだか800人のためにだけ6000万円が費やされる、その正当性は? 一定人数が「それは仕方ない」「積極的に使うべきだ」と同意できなければ、税金など投入すべきではない。かわいそうな人とそれを助けたい人の需給関係だけで解決してほしい。
でなければ、全員を助けるべき。派遣村に出向くことができるのは、ある意味ずうずうしい人だ。それは別に悪いことではないが、褒められたことではない。しかし、一方でにっちもさっちもいかず、かといって援助にすがるのは心苦しいというまっとうな「品格」ある人もいる。そういう人たちは、派遣村でうまいメシを食う人と違って本当に餓死するわけだ。(下図は一応の参考にはなるだろう。年間80人程度はそのような人がいることは覚えておいてもいいと思う)
「派遣村」では、そのようなサイレントかつディグニティを持つ人は対象外。ついでに言えば、「派遣村」には他にも「都内に生活実態がある」「求職中だが家がない」などの “利用資格” があるわけだけど、ではそれ以外の人には「来るな」というのだろうか。なぜわざわざ救われる人と救われない人を分けるのか。そんな権利を誰が持っているというのか。
派遣村を支持するような人はぜひ、無条件に与えられかつ平等なベーシック・インカム(BI)への賛同を表明してほしいものだ。BIならば、
・平等に与えられる → (1) 税を投入する正当性の問題を解決
・すべての人に与えられる → (2) 保護の対象を選択しなくてよい、"資格"不要
なのであり、「派遣村」なんぞより一等まっとうなシステムと言えるのだから。緊急の施策として派遣村があってもいいが、派遣村を作って満足しているのならばない方がましだと思う。
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