- 2008-01-05 (土) 0:43
- Diary

5日にポルトガル・リスボンをスタートする予定だったダカール・ラリー(通称パリダカ)が、モーリタニアの政情不安により4日、大会の中止が急遽(きょ)決まった。AP通信や公式メディアなどが同日、伝えた。同ラリーは今回が30回の記念大会の予定だった。大会の全面中止は史上初めて。
残念…
テロリストの目的がなんだかよくわからないのですが(そういう事態になっていたのも寝耳に水で、僕の不勉強もあるだろうケド、新聞もそこんとこ頑張ってよ、と思う)、こういうビッグイベントまで中止になると自国のイメージや経済に打撃を与えると思うんですけどね。
と思ったので、お勉強。
モーリタニアはベルベル人の子孫(ムーア人:ベルベル人とアラブ人の混血)が上層部を占めるイスラム教国家。
ベルベル人とは古代から北アフリカに住む民族で、「ベルベル」との呼び名が古代ヨーロッパの共通語であったギリシャ語で「意味の通じない言葉を話す人」を意味する言葉に由来することからでも、その歴史の長さがうかがえます。たとえば、共和制ローマでかのハンニバルを倒したスキピオ=アフリカヌスの右腕、ヌミディアのマッシニッサ王などは有名です。世界史的に有名な人では、教父アウグスティヌス、大旅行家イブン=バトゥータ、沢尻エリカさんの母リラさんなどが挙げられるでしょう。
モーリタニア自体の歴史にかえりますと、8世紀ごろ栄えたガーナ王国が有名。サハラの岩塩、セネガルの金、北アフリカの手工芸品が集う中継貿易の地として栄えました。12世紀、ムラービト朝により滅ぼされ、その支配を受け入れると急速にイスラム教が広まり、今でも広く信仰されています。
近代ではフランスの植民地時代を経て、1960年(アフリカの年ってやつですかね)に独立しています。パリダカの由来は知らないですけど、きっとこの宗主国・植民地繋がりなんでしょうね。1980年ごろまで奴隷制度が続き、いまでも実質的には根絶されてないといわれています。また、砂漠化が激しく、首都の郊外でさえも砂に埋もれて放置されている地域があるそうな。
外交的にはイスラム世界に組しているが、モロッコ・リビアと対立しイスラエルを承認。比較的親米的な立場にある。隣国セネガルとの紛争、西サハラの内戦など、自国や近隣の治安はあまりよくない感じ。
<モーリタニア>軍がクーデターか 弔問で大統領不在の間に(毎日新聞) 熊野孤道 前職のタヤ大統領は21年間も大統領職にあり、親米的な政策を続けてきた。それに対する反発が近年高まってきていうようだ。2005年8月のクーデターにより、「正義と民主主義のための軍事評議会」が設置され、海外の支援により民主化プロジェクトがすすめられていた(去年3月の大統領選で”一応”終結)。
世界・モーリタニア難民が元大統領を訴える モーリタニアには黒人系の住民も多数存在し、上層のムーア人がそれを抑圧するという社会構造があった(奴隷制の名残?)。
日本との繋がりはあまりないのですが、去年3月に行われた大統領選挙については、「公正かつ透明性を以て民主的な選挙」でコレを支持するとの表明を出し、「国連開発計画(UNDP)を通じ、選挙プロセス支援のために約113万ドルを供与」するとしています。その後、去年の8月に外相会談が行われたようです(議題は主に支援内容の確認?)。
fm…一朝一夕にパリダカが再開する感じにも思えないですネ…
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