- 2008-06-28 (土) 13:26
- Computer
ビル・ゲイツ氏、涙でマイクロソフトを去る | IBTimes : 企業
米国時間27日、米マイクロソフトの創始者であるビル・ゲイツ氏が会長職を退くにあたっての送別会がマイクロソフト本社会議室で開かれた。この日、同社最高経営責任者(CEO)であり長年の友人でもあるスティーブ・バルマー氏と共にステージに上がり、マイクロソフトのこれまでを振り返った。バルマー氏が送別の贈り物として、大きなスクラップブックをゲイツ氏に手渡した時には、両者とも涙を隠せなかった。ゲイツ氏は今後、自身の財産をもとに築いた「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」での働きに活動の中心を移す。
お疲れ様っ!
(写真は、若かりし日にスピード違反を繰り返した罪でゲイツさんが捕まったときに、警察が撮ったという有名なもの。全然反省していない顔が印象的)
実を言うと、僕はゲイツ好きです。
別に付き合ってくれって言うんじゃなくて、なんとなく好感が持てるというか。
お金持ちじゃなくても、同年代だったら友達になりたいタイプかも。
むかーしの2ch(まだ、高校生だったので1998年とか?それ以来、ほとんどカキコしたことはないですけど…)ではまだWindows vs Macとかいう話題も流行っていて、そのころには散々Windowsの味方をして「シングルタスクwww」「クソOS氏ね」とか言ってました(すんません)。さすがに、BeOSがWindowsに敗れて没落していくさまを見るのは悲しかったけど、基本的にずーっとWindows使ってきたし、今のWindowsは結構良くなってて嫌いではないです。初めてのプログラミングは、MS-DOSのBASICでしたし。つまるところ、なんとなく好きだったって感じですね。
それはともかく。
ゲイツさんがプログラマとして優れていたのかはよくわかんない。今振り返ってみると、MS-DOSはそんなにイケいてなかった。Windowsだって、そもそもフォルダ構造からしてイケてない。でも、ありがたかったのは、一環して「プログラミングをしてみたい!」という素人たちを拒まず、あたたかく迎え入れてくれたことだ。BASICから始まりVisual Studioに至るまで、Microsoftは言語や開発環境に大きなリソースを割いてくれた。Visual Studio Expressなんか無料で配布されてるけど、個人で利用するには機能的に十分以上のものを備えていて、一瞬でちょっとしたGUIアプリが作れる。コレは本当にすごいことだ。
とりとめもなく、続けますが。
ゲイツさんも、ここまで会社がデカくならなければ、オープンソースとかそういう活動に参加したかったんじゃないか。これはタダの僕の予想なんだけど。成り行き上、たくさんの社員を抱えることになって、いろんな人の敵にもなったけど、本人はそんな与えられた立場を楽しんでいるように見える。パイを投げつけられても、それで訴訟を起こしたという話はあまり聞かないし、無数に作られたパロディに文句をつけたという話もあまり聞かない。たぶん、楽天的でヲタクでネタにされて喜ぶMなんだろう。おそらく、しょぼい会社に使われる1プログラマーだったとしても、休みの日にはひどぃコードを書いて、オープンソースソフトに投げて、あげく顰蹙を買って、なおかつそれを喜んでたんじゃないだろうか?それを思うと微妙に萌える。
さらに続けますが。
Windowsがなぜ使いにくいか。
それは過去の失敗した仕様もサポートしなければならないからだ。
むかし、マイクロソフトの中の人はすんごいコトを思いついた。「Wordの中にExcelの表を埋め込めたらすごくね?Outlookでメール書くときにWordで文章かけたらすごくね?」GUIアプリの一部機能を切り分けて、別のGUIアプリで再利用するというこのアイデアは、OLEとかCOMとかActiveXとか呼ばれて、一時期のWindowsでは「これが未来のOS!」と思われていた。Word, Excel, Outlook, IE, Windows Media Player, その他もろもろが切り刻まれてコンポーネント化され、互いに画面の一部分だけを呼び出してアプリに埋め込めるようになった。最大の成果は、Internet ExplorerをOSに統合したことで、IEはファイルリストの表示、デスクトップの描画など、OSの各所に用いられるようになった。でも、その副作用も多かった。
複雑性 – さまざまなコンポーネントを複合的に使うことで、バグが大量発生、その原因も良く分からない。OSが意味不明のエラーダイアログを頻発し、アプリが突然落ちるようになった。ソフトをアップデートするには、コンポーネントのアップデートが必要だが、アップデートすると他のソフトが動かなくなる自体が頻発した。(DLL地獄)
セキュリティ – IEにセキュリティがあれば、OS全体に貫通するようになった。また、1つの脆弱性が、思わぬところに影響を与えるようになった。
明らかに失敗だったんだけど、こういった仕組みはソフトを作る側からしたら便利(1から何もかも作らなくていい)なので普及。でも、いまさら止めるともいえない。そこで、後手後手にセキュリティ対策を立てるんだけど、その象徴ともいえるのが、VistaのUACだ。何かをするたびに「やってもいいですか?」「ほんとにいいですか?」「やばいかもしれませんけどいいですか?」うぜぇ。
つまり、基本的にWindowsは無法地帯だ。どこにでもプログラムをインストールできるし、どこにでもファイルを保存できる。ぐちゃぐちゃで、絡み合っていて、危ういバランスの元になりたっている無法地帯だ。
これはたぶん、作った本人、ゲイツさんが結構アバウトな性格であるせいではないだろうか。いろんな機能を詰め込んで失敗するのは、きっと新し物好きで、ミーハーなせいだろう。きっと、Web 2.0とか言う言葉にも弱いハズだが、会社がでかくなりすぎて諸事鈍重、追いかけることができないのを歯がゆく思ってたに違いない。そして、古いもの、しがらみを断ち切れないタイプだ。きっと、押入れに小学校時代に書いた絵とか、おじいさんの形見とか、いろいろ残してるに違いない。だから、デカい家が必要だったのだ。微妙に、萌える。
まぁ、最後に何がいいたいかというと、引退しちゃうなんてちょっとさびしい。でも、きっとまたどこかで何かをやらかしてくれるんではないかと期待していたりもします。素敵な奥さんと一緒に財団がんばってくださいね!
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