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Review Archive
『全体主義』
- 2010-06-06 (日)
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読む本がなかったのでテキトーに買った。
僕はまだまだ「思想」というのがよくわからない(言葉が分からない、使う人によって意味が違いすぎる!)し、どんな考え方にもそれぞれ一理はあるとおもうんだけど、唯一実現したらイヤな政治思想がコレ。全体主義。
「どの体制よりも普遍的であり、人類の未来にのしかかる大衆の<文明>の脅威である」ヤスパース
とはいえ、全体主義が一体どんな考えなのか、っていうのはイメージでしかつかめていなかったと思う。実際、本書を読めばもっともな話で、論者やその目的意識、時代背景などにより、言葉の使われ方が様々で、全体主義をひとつの明確な定義として表すのは無理であるらしい。
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『ゲーデルの哲学』
- 2010-06-04 (金)
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過去二千五百念を振り返っても、アリストテレスと肩を並べると誇張なく言えるのは、ゲーデルただ一人である。
数学者アンドレ・ヴェイユ
読了。『理性の限界』や『知性の限界』とかぶっている部分も多かったが、やはり興味深く読めた。
ゲーデルは「完全性定理」と「不完全性定理」を証明した。一見この二つは矛盾するように見えるが、前者は古典論理学の完全性を示しており、後者は自然数論の不完全性を意味している。
「完全性定理」によれば、厳密な推論はそれ自体に矛盾を含まない。しかし、「不完全性定理」によれば、最も基礎となる自然数論でさえ、それが矛盾を含まないことをそれ自身では"証明ができない"。その過程にある推論は無矛盾なのだから、これは自然数論、ひいてはそれをもとにしたさまざまな理論自身に、証明不可能な何かが含まれている。自分で自分を完全に説明し尽くすことは、どの理論、どんなヒトでも不可能であるらしい。
これは、理性では到達できないモノが世界に存在するということで、マルクス主義的な唯物論や機械論では説明のつかないことが存在すること、なんでもできるコンピュータはありえないことも導ける。なんてことだ!
『理性の限界』『知性の限界』では、"運動選手"が登場するが、彼がいる理由もわかった。人間は永遠に無限に進歩できる存在じゃなくて、ある一定の限界の中でいかにそれを極めるかに腐心するアスリートだったんだね。
しかし、それは「理性の限界」の限界を表す一方、僕らの可能性を示してくれているとも思う。僕らは「理性」だけではなしえないことでも、「直観」でもって到達できる。
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『理性の限界』
- 2010-06-02 (水)
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これまたおもしろかった。お品書きは3つ。
「選択の限界」: アロウの不可能性定理
「科学の限界」: ハイゼンベルクの不確定性原理
「知識の限界」: ゲーデルの不完全性定理
選択の限界については経済学部ならおなじみなので知っていたし、アクセルロッドに至ってはゼミのネタ。なのでそこら辺はすいすい読めた。この話題に関しては政治家の人達も当然知っておいて欲しい話題だし、有権者も知識としてしっておけばダマされることが少なくなる。やっぱり知っていて欲しいよね。
ゲーデルも不完全ながら触れたことがあったのであんまり難しくなく読みすすめられた[1] 。改めてゲーデルのすごさには感心させられる。これについては、同作者の『ゲーデルの哲学』を購入してあるので、またじっくり読むつもり。
けど、不確定性原理はちょっとわかんなかったな[2] 。雰囲気は伝わってきたし面白かったのだけど、なんとなくわかり易すぎて騙された感が強いかも。そもそもいろんな解釈があって、最前線のヒトにも完全な理解をしたヒトは少ないらしいというのだから、まぁ、そんなに気にやむこともないし、今後の研究に期待といったところなんだろうか。
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本書には直接関係ないが。
合理的な選好をもつ場合ですら完全な意思決定の方法はないのだけど、明確な選好をもたない場合もかなりコワい。自分のことはサイコロで決めても、みんなで決めるときにサイコロで決めるわけにはいかない。そんなときは周りの意見や「空気」をサイコロ代わりにするヒトが多い[3] のだと思うけれど、それはつまり"投票のバブル"を発生させる。衆愚政治になる。現実的には、投票のパラドックスよりソッチの方が身近な気はする。
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「知性の限界」
- 2010-05-29 (土)
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とってもおもしろくて、気に入った。哲学の本なのだけど、対談形式になっているから入っていきやすいし、平易な話し言葉で書かれているのもありがたい。
内容は大きく分けて3つ。
- 言語の限界
- 予測の限界
- 思考の限界
とくに、「言語の限界」については知らない話題が多かったので興味深かった。言語は20世紀哲学の主戦場だったらしいのだけど、個人的には意味不明でややこしくて退屈なだけだと感じていたし、ウィトゲンシュタインは変人だと知っていたのであまり近づいたらいけないと思ってた(!)。
けれど、こうやって平易に描かれると、決してテキトーな言葉遊びをしていたのではないのだなぁと実感できる。本書だけでわかった気になるのは危険だけど、興味のとっかかりを得ることはできたと思う。
「予測の限界」は、経済学では避けて通れない話題。本書で触れられている話題程度であれば、どの分野を専攻しているのであれ、当然知っていなくちゃならない。一つでも知らない言葉があれば、ぜひそこから勉強したほうがいいと思う。ポパーの話がちょっと多め。
「思考の限界」の章は、神さまの存在証明の話と、"人間原理"の話が興味深かった。ファイヤアーベントの方法論的アナーキズムという考え方は刺激的。
人間の知は限界に近づきつつあるのかなぁ…と思わないでもないけれど、たとえそうだとしても、立派な哲学者が「人間には限界がある」というのと、飲んだくれのおやじが「人間には限界がある」というのは意味が違う。同じ内視鏡の画面を見ていても、医者はポリープを発見できるが、素人には無理だ。それは、医者のほうがよっぽど豊富な知的バックボーンを持っているから。きっと、哲学者が「限界」を見つめるとき、僕らとは全く違う風景が広がっているのかもしれない。
たとえ結論が凡庸でも、その過程が違えば重みも違う。限界があっても、それにぶつかることでバックボーンを豊かにできる。だから、なんというか、本書でいう限界は「limit」ではなくて、単なる知と不可知の境界線で、最前線で、別に失望する類のものではないと感じた。
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本書は『理性の限界』の続編だったらしい。さっそく Amazon で『理性』のほうも注文した。届くのが楽しみだなぁー
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はてダ、リニューアル。
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はてなダリアリーがリニューアル。
個人的には、Twitter の1日のツイートを集約してくれる機能がなかなか気に入っている。ただし、あんまり設定に柔軟性はないみたいだけど。たとえば、ツイートの順は新→旧固定。逆にしたい。<li>要素にならないのも、個人的には気に入らないかな。ツイートへのマウスオーバーで何かできるらしいけど、今のところ僕の環境ではうまく動いていない。
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ただ、位置情報の集約機能は面白いよね。これは twtr2src といったサービスでもできたけれど、それをはてダへ投稿することまではできなかった。
Twitter でライフログをとって、はてな市民になろう!計画。 – www.be-styles.jp http://www.be-styles.jp/archives/3657
まぁ、完全に満足じゃないけれど、結構気に入ったのですよ!
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[5月30日追記]
残念だけど、各所で重複投稿などの不具合が出てるみたい。ウチの場合は、28日のツイートまとめはできたが、29日のツイートまとめ機能は抜けてしまっている。
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ダル・ヤナーギのプレリアル27日
- 2010-05-27 (木)
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「ヘーゲルはどこかで、すべての偉大な世界史的事実と世界史的人物はいわば二度現れる、と述べている。ただし、彼はこう付け加えるのを忘れた。一度は偉大な悲劇として、もう一度は惨めな笑劇として、と」
本書はあまりにも有名なこの一節ではじまる、"惨めな笑劇"をリズミカルに罵倒・嘲笑し尽くした作品。題名がまたイカしている。甥によって"再演"されたあの日。
マルクスといえば沈鬱で重厚な『資本論』のイメージが強いのだけれど、本書は打って変わって、鋭い皮肉で時代をスパスパ切り裂く痛快さが魅力だ。筆が滑りすぎて第2版ではかなりの分量が削除されてしまっているらしいのだけど、この翻訳ではあえて初版が利用されており、美味しい部分がしっかり残っている。
著者がマルクスというだけあっていろんな読み方・解釈がなされると思うけれど、僕の場合は、単純に楽しんで読んだ。それでいいんじゃないかな。"深い解釈"が得たければ、巻末につけられた柄谷行人の解説でも読めばいい。古今の名著からあちこち言葉を借りながら、それっぽく説明してくれているので、何か得た気分がして満足感が高い。
本書を読んで確信したけど、歴史は個人個人の精神が動かす。だって、この本が歴史的必然の結果産まれたとは到底思えず、マルクスの精神のみを父とすると確信できるから。彼の本は多くのヒトを動かしたけど、それも歴史的必然だったんだろうか。
「どこからこれが得られたのか。――どこからでもない。これを諸君が知っていることから導き出すことは不可能である。これはシュレーディンガーの精神から生まれたものだ」(リチャード・ファインマン)
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Seesmic for iPhone にちょっと浮気。
- 2010-05-22 (土)
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先日 Tweetie(Twitter for iPhone)を持ち上げといてなんですが、Seesmic for iPhone にちょっと感心したり。
Seesmic for iPhone and iPod touch – Seesmic
http://seesmic.com/seesmic_mobile/iphone/
Twitter や Facebook のさまざまなタイムラインを仮想デスクトップみたに切り替えられるUIが秀逸。たとえば、 Tweetie はリツイートやリストにアクセスしにくいけれど、こいつならばあらかじめ登録さえしておけば簡単に呼び出せる。これは手軽でいいなぁ…
けれど、結局 Tweetie に戻っちゃいました。
タイムラインの更新の部分が不満なのです…更新されるとフォーカスが最上部へ異動してしまうのと、タイムアウトしたときにわざわざリトライするか聞いてくるウザさ。そこらへんが妙になじめなかった。不満はその点ぐらいだったのだけど。
やっぱ、使い慣れたUIがやっぱりいいなってねw
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あ、あともうひとつ! 画像のアップローダーに Posterous を使ったんだけど、Posterous 側のタイトルが Untitled になっちまう! これは個人的にはちょっとナイです。
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ノルマン騎士の地中海興亡史
- 2010-05-15 (土)
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- 著者/訳者:山辺 規子
- 出版社:白水社( 2009-04 )
- 単行本:325 ページ
- ISBN-10 : 4560721025
- ISBN-13 : 9784560721025
- 定価:¥ 1,365
早く書かないと、感想を忘れてしまいそうだ! たぶん、1週間前ぐらいに読み終えた。
日本では、ノルマン人の歴史にフォーカスを当てた書籍は少ないように思う。本書ではおもに、ノルマンディ公領の成立、ウィリアム征服王によるイングランド制覇、ロベール・ギスカール(ロベルト・ギスカルト)と南イタリア、ロジェールが打ち立てたシチリア王国などを扱っている。これらの通史を知りたいという人にはオススメじゃないかな。
ただ、ちょっと駆け足気味。
すくなくとも、世界史の大まかな知識と、とくにフランス・イタリアの多少の地理的な知識がないと、単なる人物と出来事の羅列に感じて、ツライかも知れない。僕は南伊のチリが少しあやふやだったので、だいぶ復習をするハメになった。カプアは脛で、プーリアはカカトなんだよ?w 歴史面では、直前にビザンチンものを読んでいたおかげで、だいぶ記憶が修復されており、サクサク読めた。ノルマンから読むと、アレクシオスが完全にヘタレ系なのが面白い。
ノルマン人といえば戦士のイメージ[1] だけど、本書を読めばそれだけじゃないのが分かる。特に南伊でのノルマン人は、欧州キリスト教文明とアフリカ・イスラム教文明をつなぎ、独特の文化を育んだらしい。ちょっと中世シチリア史にも興味が湧いてきたかも?
最近、『ヴィンランド・サガ』というヴァイキングの漫画があり、クヌート大王を扱っている。ただし、残念ながら本書では扱っておらず、ウィリアム征服王の家系図の端に少しあらわれるに過ぎない。結構面白いのでオススメ!
- ロベール・ギスカールなんかはそのまんまだけど! (*)
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[WordPress] Simple Amazon プラグイン
- 2010-05-14 (金)
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- 著者/訳者:アダム・スミス
- 出版社:日本経済新聞社出版局( 2007-03-24 )
- 単行本:432 ページ
- ISBN-10 : 4532133262
- ISBN-13 : 9784532133269
- 定価:¥ 3,780
Amazon の書籍ページへのリンクURLを記事内に挿入するだけで、自動で画像付きのAmazonのアフィリエイトリンクへ変換して挿入してくれる WordPress プラグイン。ここでは、 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4532133262/ というリンクしか記述してないのですけれど、このように商品の詳細情報も取得してくれるんですよね。
icoro : WordPressプラグイン – Simple Amazon Ver. 3.2
設置には少し手間取りました。やっぱり、READMEはちゃんと読みましょう!(設置作業自体はとてもカンタンですw)
- ダウンロードした zip ファイルを解凍します。
- simple-amazon-function.php 内の private_key、AWSAccessKeyIdの2つを編集します。private keyとAssociateTagはhttp://aws.amazon.com/で取得してください。
- simple-amazon フォルダを wp-content/plugins フォルダに転送します。
- cacheディレクトリのパーミッションを777(または707)にします。
- 管理画面から simple-amazon を有効化します。
- 管理画面にある「設定」画面内の「Simple Amazon」メニューで、ご自分のアソシエイト ID を入力します。(入力しなくても機能します。が、その場合はicoroのアソシエイトIDが付与されます。ありがとうございます!)そのほか管理画面では、リンクウィンドウの挙動や詳細表示を設定できます。
- 記事本文中にAmazon.co.jpの商品詳細ページのURLをコピペするだけAmazonの商品情報が表示されます。各テーマの php ファイル、もしくは記事本文中に以下の記載することでも表示出来ます。
Windows Live Writer で注意するのは、リンクを挿入するときに HTML としてでなく、プレーンテキストとして挿入する…ことかな?
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なか卯の新しい牛丼。
- 2010-05-13 (木)
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なか卯の新しい牛丼を食べに行った。白滝が入った和風牛丼だ。
けど、なんか肉が減ったように感じた。もしかしたら、盛り付けが悪いのかもしれない。こういう感じに、白いご飯が見え隠れする盛り方は、正直興ざめする。中国人の店員さんと少し意思疎通ができなくて、お漬物を食べ損なったのも少し悲しかった。新メニューの初日だったから、色々と忙しくて疲れちゃったのかもしれない。
ただ、味自体は嫌いじゃない。甘めだけど、こだわり卵で食べるとそれが丁度いい。逆に言うと、この牛丼には玉子が必須だと思う。すき焼きみたいな感じだと思えばいい。
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とはいえやっぱり、なか卯は親子丼にしておくのが一番かもしれない。親子丼とうどんのセットが大好き。愛してる!
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