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2010-03-07
「公共なるもの」とハウ
「公共なるもの」 の続き。目に見える・見えないを問わず、公共なるものがたくさん蓄積された社会は豊かなんじゃないかなーというお話。
たとえば、「情けは人のためならず」という。
人に親切にすることは、回りまわって自分に帰ってくるのであり、あなた自身のためなのですよ――という意味だと思うのだけど、こういう"情け"が多く蓄積された社会は良い社会だろう。
仮に、僕が電車で老人に席を譲るとする。老人に情けを贈与したわけだ。老人はきっと、別の形で僕のような若者に親切にしてくれるに違いない。それはたぶん僕直接にはないだろうけれど、その若者はきっと他の人にも"情け"を譲与するんじゃないだろうか。つまり…
上の漸化式のような、最初に誰かが無償で贈与した"情け"(x)を、そのまま・無限に伝えていける構造(a(n)=a(n-1))があれば、その"情け"は贈与者の寿命や肉体的制限を乗り越えて、永遠に続いていくはずだ。
このような仕組みを、「ハウ」と表現して定式化したのがマオリ族のこの思想のように思う。
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