Home > Archives > 2010-03-15

2010-03-15

戦争の経済学

戦争の経済学
ポール・ポースト
バジリコ ( 2007-10-30 )
ISBN: 9784862380579
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

入門的なミクロ・マクロ経済学を用いて「戦争」という人類の営みを分析。分析とはいえ、そんなに大仰なものではなく、データとモデルを提示して整合的に説明するという類のモノ。もともと教養課程かなにかの教科書として書かれたようで、「戦争」という誰しも興味をひかれる話題を餌に、初歩的な需給理論からゲーム理論まで、幅広く経済学を講じてある。この春、経済学部に受かったけれど入学式までぼーっとしている、といった学生におすすめかな?w

個人的には、随所に盛り込まれたデータとグラフが有用だった。また、「ケニアではAK-47はウシ2頭で買える」といったウンチクが楽しかった。まぁ、楽しいというのも不謹慎ではあるけど。

全体的な流れで言えば、グローバル化の進展、経済の相互依存性の増大により、相手から何かを奪う「国際戦争」は減ってきた。第二次大戦以前は戦争で勝った側が敗けた側から領地や賠償金をせしめるのが常識だったが、それが今では打ち負かした側が敗戦国に援助して国を立て直して上げている始末で、もはや"収奪事業"としての戦争は主流ではなくなってきた。

ただし、それも経済的に高度で、密接に相互な繋がりのある先進国においてのこと。
グローバルな経済で十分なプレゼンスを示せない発展途上国は先進国の手先として"代理戦争"を行うこともあるし、突発的な経済変動に耐えられず絶望的な戦争に突入することもあるし、貧困と格差に苦しむ国では不毛な内戦が耐えない。事実、昨今の「国際戦争」は発展途上国が舞台であるし、「内戦」は第二次世界大戦以降激増している。そして、やはり9・11に代表される「テロ」。持てる者が持たざる者から収奪する戦争から、持たざる者が持てる者の足を掬おうとするテロへ、とでも表現すべきか。

だとするならば、テロリズムの支持母体である貧困・格差・社会的インフラの欠如・低レベルな経済をどーにかするのが最も手っ取り早いのだろう。"将を射るならばまずその馬を射よ"といいますからね。そう考えるなら、日本にも結構出来ることがあるかもしれない。

第7章「テロリズム」の記述は納得がいかないし、本書の目的ではないとはいえ、列強が好き勝手に国境線を引いた罪に関しては華麗にスルーされている…という感想も書き添えておく。

デスもセディチな三輪車

4429735908_a94f586b07_b

on Flickr – Photo Sharing!

ヘルメットもつなぎもフル装備!
D16RR トライクエディションにさっそうとまたがる姿が凛々しいです。
33番ってことは M.メランドリ モデルっぽいですね。
今となっては少し懐かしい感じですけれどw

きっとイタリアの子ですね。

Home > Archives > 2010-03-15

My Friend Feed

http://friendfeed.com/daruyanagi

Google Analyticator

550
 Unique Visitors 
 (1 day) 
Powered By Google Analytics

Return to page top