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雇用

悪いルールは企業経営者を悪魔にする

結局のところ、「労働者と経営者の利害は対立している」という捉え方こそが、問題を深めているように思う。経営者を敵視して、「企業への規制を強化すれば、労働者の利益になる」と考えるのは、間違っている。企業を規制すれば、企業の負担が増し、それは企業の雇用方針や商品価格などに影響を与えるので、規制の「コスト」はけっきょく労働者にまで戻ってくる。「市場はつながっている」のだ。

解雇規制は労働者の利益になっているのか? – Zopeジャンキー日記

うまいこというなぁ…と思った。

もし、法律や規範といった社会的ルールによって「再就職が難しい」「よって賃金への不満を表明しにくい」「サービス残業への不満を会社へ伝えにくい」場合、"企業"はそれを最大限に利用するだろう。

それは"経営者"が悪い心の持ち主であることを必ずしも意味しない。
仮にある経営者が労働者の待遇を良くしようとしても、他の経営者に出し抜かれてしまうため、商品の価格で勝つことができない。消費者はそのような事情を知らず、価格のみを購買の際の判断材料にするため、必ず悪い経営者(?)の企業が提供する、安い商品を選ぶ。良い経営者は滅びざるを得ないだろう。

結局、悪いルールが"悪い経営者"という役割を経営者に押し付けるのだ。

なので、社会的ルールが改善されない限り、ある"経営者"を名指して叩いたり捕まえたり懲罰を与えることに、あまり意味はない。
悪い経営者がひとり退出しても、そこを別の新しい悪い経営者が埋めるだけの話。
または、契約書類を1枚増やしたり、労働者へ口止めを強化するといった小手先の対処が行われるのが関の山といったところだろう。

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最低賃金は上げるべきなのか?

について、こんなレポートが上がっていた。

RIETI – 最低賃金は有効な貧困対策か

これによると、最低賃金の引き上げは以下のような結果を生むという。

1. 男性若年労働者の雇用に負の影響を与える。
2. 既婚中年女性の雇用を減少させる。
3. 男性・女性高齢労働者の雇用には影響を与えない。

要は、"おばちゃんと若者"の雇用にしわ寄せが来るという話だ。

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